ネクストウィズダムファウンデーションは、これからの社会をより良いものにするヒントとなるであろう古今東西の叡智を探求し、社会にうまく活用できる土台を作っていくべく活動するために設立された一般財団法人です。
About
VISION STATEMENT
地球を思い、自然を尊び、歴史に学ぼう。
知的で、文化的で、持続的で、
誰もが尊敬され、誰もが相手を慈しむ世界を生もう。
すべての人にチャンスを生み、
共に喜び、共に発展しよう。
私たちは、そんな未来を創るために、様々な分野の叡智を編纂し
これからの人々のために残していこうと思う。
「より幸福な未来を創造するために、世界中の叡智を編纂するNext Wisdom Foundation」
SEEKING OUR NEXT WISDOM
いま多くの人たちは、テレビや新聞、ネットメディアやSNSなどに膨大な時間をとられているが、それらの情報はかなり均質的なものである。そのようなメディアの情報に人生の多くの時間を費やしていると、情報の奥行きがどんどんなくなっていく。
一方、叡智というものは、物事を立体視することで奥行きを発見し、その立体感の中に立ち上がってくるものである。
それらは一面的ではない。領域横断的視点を持ち、クロスリファレンスを行いながら紐解くことが大切である。好奇心をもって世界に向かい、自らの経験、時間、情報、さまざまなリソースと視点から世界を見続けることで、叡智という星座が浮かび上がってくる。
BOARD MEMBERS(こちらは2023年3月解散時点での情報です)
代表理事井上高志 株式会社LIFULL 代表取締役社長
理事楠本修二郎 カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長 /株式会社グッドイートカンパニー 代表取締役CEO
理事小西利行 POOL inc. Founder
理事佐藤大吾 一般財団法人ジャパンギビング 代表理事/NPO法人ドットジェイピー 理事長
理事前野隆司 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授
1984年東京工業大学卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授等を経て現在慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼任。博士(工学)。著書に、『無意識の力を伸ばす8つの講義』(講談社、2017年)、『実践 ポジティブ心理学』(PHP新書,2017年)、『システム×デザイン思考で世界を変える』(日経BP、2014年)、『幸せのメカニズム』(講談社現代新書,2013年)、『思考脳力のつくり方』(角川書店,2010年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房,2004年)など多数。日本機械学会賞(論文)(1999年)、日本ロボット学会論文賞(2003年)、日本バーチャルリアリティー学会論文賞(2007年)、日本創造学会論文賞(2013年、2014年、2017年)などを受賞。専門は、システムデザイン・マネジメント学、イノベーション教育、幸福学など。
評議員長原丈人 アライアンス・フォーラム財団(国連経済社会理事会の特別協議資格を有する合衆国非政府機関) 会長、DEFTA Partners グループ会長、 香港中文大学医学部 栄誉教授、公立大学大阪 医学部 特別客員教授、香港中文大学経営学大学院 招聘教授、法務省危機管理会社法制会議 議長
評議員竹村真一 京都芸術大学教授、Earth Literacy Program代表
評議員生駒芳子 ファッション・ジャーナリスト、一般社団法人フュートゥラディションワオ代表理事
Next Wisdom Foundation事務局長後藤香織
Next Wisdom Foundation研究員小柴美保
Next Wisdom Foundation研究員花村えみ
Next Wisdom Foundation事務局、編集者石川歩
Next Wisdom Foundation研究員、編集長清田直博
【第1期】研究員(プロジェクトフェロー)天野恭子
【第1期】研究員(プロジェクトフェロー)Jensen Anna Groenkjaer
OUR MISSION
ある経営者同士の会合に行く為に、バスで山道を2時間、隣同士の席だったことがこのNextWisdom Foundation 設立のきっかけでした。車中、お互いの近況報告もそこそこに、この世界がより良くなるためにはどうしたらいいのか、2人で長い間語り合いました。
私たちが今いる世界は、テクノロジーの発展とともに、いつでもすぐに多くの情報やモノを手に入れることができ、人同士の交流もスマート化され、一昔と比べ豊かな社会になったとも言えます。その一方で、世界では紛争は絶えず、地球規模の環境問題は未だ深刻になるばかり。そしてリーマンショック以降、私たちは利益追求一辺倒の経済活動や大量生産・大量消費の生活に対して違和感を感じ、新たな方向性を模索しはじめているのも事実です。
だから今、私たちに必要なのは、幕末の志士達のように、喧々諤々と自分たちが作り上げる社会について議論をし、行動に移す土台作りをする場、つまり現代の寺田屋が必要だ、と意気投合したのです。
*寺田屋とは…幕末の京都で倒幕派の定宿として栄えた宿。ここに坂本龍馬をはじめ国の行く末を考える多くの武士が集い、夜な夜なこれからの世の中について議論を交わした場所でもある。
社会を見渡すと、私たちが生きる現代社会は複雑化・多様化してきています。これまでスタンダードとされていたモノ・コトが果たしてこれからもスタンダードであり続けるのでしょうか。きっとそうではないように思います。長い人類の歴史、あるいは地球の歴史という時間軸で見てみると、今いわゆるスタンダードとされているものは、一過性なものに過ぎないのかもしれません。先入観を持たず、多面的に世界を見ること、そしてパソコンやスマートフォンでは簡単にアクセスできない、生きた叡智に触れ学びを得ることを私たちは非常に大切に考えています。
代表理事 井上高志
(株式会社LIFULL 代表取締役社長)
これまでのスタンダードがこれからも続くとは限らない世界の中で、長いあいだ普遍的に蓄積されてきたもの、そんな原理原則がこれからより良い未来を築いていく上で重要になってくると思います。それこそが叡智であり、様々な道具をうまく使いこなすためのベースになるようなものです。それらを持っているかどうか、知っているかどうかで、これからの世界の幸福度が変わってくるのではないでしょうか?なので、私たちは、叡智をこれからの未来に向けた羅針盤のようなものだと位置づけています。それを探求していく旅そのものがこの財団のミッションなのです。
叡智を探求する旅は非常に深く広いものです。私たちだけでは成し遂げられないことなのかもしれません。しかし、それらが次のイノベーションの基軸になるのではないのでしょうか。この活動が伝播し、古今東西の叡智が立体視できるようになれば、一辺倒の視点から行動しがちな人間の脆さや恐さを克服できるのではないか、それがこれからの人類、そして地球に生きるものの新しいOSとして機能する日が来ることを楽しみに活動を続けていきます。
代表理事 楠本修二郎
(カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長)